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[プレスリリース]「SuperKEKBプロジェクト」Belle ll 実験の本格的な物理解析のためのデータ取得(フェイズ3)がいよいよ始まる

2019.03.11
SuperKEKB加速器の制御室 (c) KEK

Belle II 測定器を使って電子と陽電子の衝突データを取得・解析する「フェイズ3運転」が、2019年3月11日(月)に始まりました。Belle II 測定器は、茨城県つくば市の高エネルギー加速器研究機構(KEK)のSuperKEKB加速器の衝突点に設置された検出器です。Belle II 実験では今後数年かけてBelle実験の約50倍のデータ量を蓄積し、宇宙初期に隠された新しい物理法則の探索を目指しています。

 

KEKではSuperKEKB/Belle IIの前身KEKB/Belleの改造に2010年から着手、その後、フェイズ1、フェイズ2とプロジェクトは段階的に着実に進められてきました。

いよいよこの時が来たかという思いです。今後も実験の推進に尽力し、未知の現象・新しい粒子の発見を目指します。(加藤悠司特任助教、名古屋大学KMI)

KEKB/BelleからSuperKEKB/Belle II への行程

 

名古屋大学の研究チームは「TOPカウンター」と呼ばれる新型粒子検出器の独自開発と建設・運転、KMIの高性能コンピュータシステムによる大量のデータを処理手法の開発、新現象発見に向けたデータ解析など、プロジェクトの様々な側面で主導的な役割を担っています。

Belle II 測定器の全体図 (c) Rey.Hori / KEK

 

 

過去のBelle IIの記事

SuperKEKB加速器 電子-陽電子ビームの初衝突に成功! 2018.04.26

標準理論を超える新物理探索へ前進!「SuperKEKBプロジェクト」加速器が本格稼働しました 2018.03.22

Belle II 測定器ロールイン作業が行われました 2018.04.11

 

プレスリリース本文 (KEK)

 

 

(追記:2019年3月25日)

 

2019年3月25日19時44分に、#Belle2 実験のフェイズ3運転において、電子・陽電子衝突によるハドロニックイベントが観測されました。本格的な物理解析のためのデータ収集の開始です。

 

「今まさに、どこかに隠れている新しい物理現象を探し出す第一歩を踏み出しました。(松岡広大, KMI特任准教授)」
「長い旅の始まりにワクワクしています。まずはこれからBelle II 検出器で既知の物理現象を再発見する段階が始まります。その後いよいよ人類未踏の領域への挑戦です。(Alessandro Gaz, KMI特任准教授)」

 

Belle II Phase3の物理ランで観測した最初のハドロニック・イベント(クレジット BelleII/KEK)
Belle II Phase3の物理ランで観測したB中間子・反B中間子が生成したと思われる最初のイベント(クレジット:BelleII/KEK)
Belle II Phase3での衝突再開時のBelle II シフトルーム(クレジット:BelleII/KEK)

詳しくはKEKプレスリリースへ:
https://www.kek.jp/ja/newsroom/2019/03/25/2030/