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【研究成果】高速データ転送に成功!世界最大の学術情報基盤「SRCNet」の実現に弾み

2026.08.25
研究成果

名古屋大学は素粒子宇宙起源研究所(KMI)を中心に、世界最大の電波干渉計Square Kilometre Array Observatory(SKAO)の観測データを支える国際基盤「SKA地域センターネットワーク(SRCNet)」の実現に向けた取り組みに参加しています。

国立天文台水沢VLBI観測所SKA1サブプロジェクト(SKAJ)と日本電気株式会社(NEC)は、超高速データ転送システム(UDTS)を用いて、地球半周に及ぶ超長距離ネットワークでの大容量データ転送試験に成功しました。
従来方式と比べて数倍から数十倍高速なデータ転送を安定して実現し、SRCNetが要求する100 Gbps級の国際データ転送を実現できる見通しを示しました。
このうちKMIの計算機室を通信拠点として利用した区間でも、SRCNetの超長距離高速データ転送実証に成功しました。KMIでは本実証のために光通信回線を整備し、実験環境を提供しました。

詳しくは、国立天文台水沢VLBI観測所によるプレスリリースをご覧ください。

名古屋大学の貢献

名古屋大学からは、大学院理学研究科(KMI)の市來淨與教授と情報基盤センターの嶋田創准教授らが参加しました。

KMIの計算機室にUDTSを設置し、超長距離高速データ転送実証の通信拠点として提供しました。実証にあたっては、国立情報学研究所(NII)の学術情報ネットワークSINETの国際回線に接続するための光通信回線をKMIが整備し、実験環境の構築を担いました。

研究者コメント

市來淨與さん(名古屋大学大学院理学研究科/素粒子宇宙起源研究所 教授)

SKA Observatory(SKAO)が建設を進める電波干渉計SKAでは、年間エクサバイト規模の観測データが生成されると見込まれています。この巨大なデータを世界各地で分散して処理・保管するには高速な国際データ通信が不可欠であり、今回の成果は2030年代のSKA本格運用に向けた重要な一歩となります。

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