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高速飛跡検出エレクトロニクスシステムの開発

Closed
2012-12-25 15:00
奥村恭幸
KMI Science Symposia (ES635)

エネルギーフロンティアのハドロンコライダー実験を 1034/cm2/s を超える高
いルミノシティで実現し、フェムトバーンオーダーの反応断面積をもつ物理現
象に迫る研究は、素粒子物理学における最重要課題の一つである(ヒッグス粒
子の性質の理解や、素粒子標準理論を超えた現象の発見等)。今回のセミナーで
は、その実現の鍵となる、シリコン検出器信号を用いた高速飛跡検出エレクト
ロニクスシステムと、それを利用したトリガーシステムの開発について議論を
する。並列処理による高速飛跡検出のコンセプトを示し、用いられるエレクト
ロニクスの開発研究について、特に以下の三点のテーマに焦点を当て、将来展
望・技術の応用可能性に言及しつつ、最新の開発状況を紹介する。
– Advanced TCA 規格の電気回路系を用いた Data Formatting
– Associative Memory (AM) approach と 3D Content Addressable
  Memory (CAM) 技術を用いた Track Pattern Recognition
– GPU 技術を用いた Track Fitting