2024年2月3日（土）に名古屋市科学館サイエンスホールで第20回坂田早川記念レクチャーを開催しました。講師は東京大学カブリIPMU特任教授の佐々木節さん。「宇宙のはじまりと進化」と題し、宇宙138億年の歴史を科学者がどのように研究してきたのかの解説のあと、まだ残されているインフレーション理論や量子重力理論の謎について、とても分かりやすく紹介してくれました。

会場には抽選で選ばれた約200名の参加者が集まりました。中高生と大学生も多く参加し、質疑応答にも積極的に参加し、レクチャーを盛り上げてくれました。
また、休憩時間中にはC研、A研、P研、Ta研、Ω研、Uir研、Uxg研のポスターをホールの外側に設置しました。大学院生たちがそれぞれの研究室を紹介し、多くの参加者とのディスカッションを楽しんでいました。

坂田早川記念レクチャーシップ授与式

記念レクチャーに先立ち「坂田早川記念レクシャーシップ」授与式が開催されました。犬塚さんによる佐々木さんの業績紹介と選考理由の紹介のあと、理学研究科長の寺崎さんから佐々木さんへ記念の盾が授与されました。

坂田早川記念レクチャー

坂田・早川記念レクチャーは、坂田昌一・早川幸男両教授の業績をたたえ、21世紀を担う研究者の発掘および育成を目的として設けられました。素粒子物理学分野・宇宙物理分野から交互に講師を選出し、毎年1回（例年12月ころ）一般向けの記念講演会を開催しています。次回もお楽しみにお待ちください。

関連サイト

• 坂田・早川記念レクチャー | 名古屋大学 物理学教室
• 名古屋市科学館