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重力波観測による強重力場における修正重力理論の検証

Closed
KMI Interdisciplinary Seminar
2015-03-02 13:00
成川達也
KMI Science Symposia (ES635)

 一般相対性理論を超えた理論(修正重力理論)の進展を紹介し、その検証の可能性について報告する。宇宙の加速膨張の起源は現代宇宙論における最大の謎のひとつである。その源の候補としてダークエネルギーと修正重力理論が提案されている。後者は、加速膨張を説明するために、長距離で一般相対性理論に修正を加えた理論である。様々な宇宙論的観測による修正重力理論の検証が研究されているなか、近年、重力波による強重力場における重力理論の検証が注目されている。KAGRA、advanced LIGO、advanced Virgo等の地上レーザー干渉計は、数年以内に重力波を検出することが期待されている。コンパクト連星合体から放出された重力波は強重力場における重力理論の検証に重要である。
 本講演では、修正重力理論のひとつであるbi-gravity theoryに注目し、重力波検出によって、その検出可能な重力子質量パラメータ領域が存在することを紹介する。

セミナーは日本語で行なわれます。時間は目安です。