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LHC-ATLAS実験でのトップクォーク物理

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KMI Experiment Seminar
2012-01-16 14:00
Masato Aoki
KMI Science Symposia (ES635)

1995年に存在が確認されたトップクォークは最も重い素粒子として知られている。今日までの実験的測定の結果その質量は173.2+/-0.9 GeV/c^2と決定され、それは電弱対称性破れのスケールに非常に近い。そのユニークさから、もし電弱対称性の破れに新しい物理が存在した場合、その寄与はトップクォークにも現れると期待できる。トップクォークの生成・崩壊を精密に測定することはそう言った新物理を探る意味でも非常に重要である。本セミナーでは重心系エネルギー7TeVの陽子陽子衝突型加速器LHCを使い、そこに設置されているATLAS検出器で収集したのデータら、現在我々がトップクォークについてどこまで理解できたか、またどのような新物理探索がトップクォークを使って行われているかを紹介する。