本研究ユニットでは、宇宙の質量の大部分を担いながら正体がわからない暗黒物質の解明を目指し、液体キセノン検出器を用いた国際共同実験による世界最高感度の探索を行います。さらに、将来のさらなる高感度探索の計画に向けて、石英密閉容器を導入した新しい液体キセノン検出器や新型光検出器の開発に取り組み、素粒子論研究との密接な連携や、ニュートリノ研究とのシナジーを通じて、次世代の暗黒物質研究と先端放射線検出技術の創生に取り組みます。
最近の Posts
XENONnTの研究成果が Physical Review Letter の Editor's Choice に選出
暗黒物質国際創生ユニット代表の伊藤好孝(いとう よしたか)宇宙地球環境研究所/国際高等研究機構教授らのXENONnTに関する研究成果「Search for New Physics in Electronic Recoil Data from XENONnT」が物理学レタージャーナル Physical Review Letter に掲載され、Editor’s Choiceに選ばれました。
第2回DMnet国際シンポジウムに参加
暗黒物質国際創生ユニットの伊藤好孝(いとう よしたか)宇宙地球環境研究所/国際高等研究機構教授、風間慎吾(かざましんご)素粒子宇宙起源研究所/国際高等研究機構准教授、久野純治(ひさのじゅんじ)素粒子宇宙起源研究所/国際高等研究機構教授、Marc SCHUMANN フライブルグ大学教授が、ドイツ・ハイデルベルクで開催された第2回DMnet国際シンポジウムに参加しました。
フライブルグ大学を視察
暗黒物質国際創生ユニット代表の伊藤好孝(いとうよしたか)宇宙地球環境研究所/国際高等研究機構教授が、ユニットメンバーのフライブルグ大学Marc Schumann教授を訪問し、同大学で開発中の密閉型液体キセノンTPC検出器や、世界最大の液体キセノンチェンバー"Pan Cake"を視察しました。 また、キャンパス内にある名古屋大学ヨーロッパセンター(NUEC)も訪問しました。
もっと読む