余剰次元模型に刺激されて非常に活発になった様々な距離スケールでの重力の逆二乗則の検証実験が年々、精度を向上させている。LHCの結果も出てきた現在、センチメートルからクォークスケールまで、様々な距離スケールでの探索が行われている一方で、その相互比較と解釈は殆どなされていない。本講演では、近距離重力実験のレビューと相互比較の紹介と共に、立教大学で進めてきたNewton実験のこれまでと現状を紹介する。Newton-IVh実験は昨年度、ミリメートルスケールでの万有引力の法則の検証に成功し、このスケールでの大きな余剰次元模型を否定する結果を得た。現在は、これを受けたミクロンスケールの次世代実験の開発状況についても紹介する予定である。

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