現象解析研究センター 【名古屋大学 素粒子宇宙起源研究機構(KMI)】

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セミナー「LHC-ATLAS実験でのトップクォーク物理」

Date:
16th Jan. (Mon.)
Time:
14:00-
Place:
ES635 (ES Build.)
Speaker:
青木雅人(KMI, Nagoya U.)
Title:
LHC-ATLAS実験でのトップクォーク物理
Abstract:
1995年に存在が確認されたトップクォークは最も重い素粒子として知られている。
今日までの実験的測定の結果その質量は173.2+/-0.9 GeV/c^2と決定され、それは電弱対称性破れのスケールに
非常に近い。そのユニークさから、もし電弱対称性の破れに新しい物理が存在した場合、その寄与は
トップクォークにも現れると期待できる。トップクォークの生成・崩壊を精密に測定することはそう言った
新物理を探る意味でも非常に重要である。本セミナーでは重心系エネルギー7TeVの陽子陽子衝突型加速器LHCを
使い、そこに設置されているATLAS検出器で収集したのデータから、現在我々がトップクォークについてどこまで
理解できたか、またどのような新物理探索がトップクォークを使って行われているかを紹介する。


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