現象解析研究センター 【名古屋大学 素粒子宇宙起源研究機構(KMI)】

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セミナー 「AMS-02 実験の現状報告」

講演者: 灰野禎一 (台湾中央大学)
日時: 4月5日 10:30-
Room: ES635 (ES building)
タイトル: AMS-02 実験の現状報告

概要:
AMS-02は磁場スペクトロメータで、宇宙線陽電子や反陽子をプローブとした暗黒物
質の間接探索、宇宙線中の反物質の直接探索、そして、宇宙線の起源などを調べる実
験である。2011年5月にスペースシャトルによって打ち上げられ国際宇宙ステー
ション上に設置された。
以来、約二年間データを取り続けている。10~20年の長期観測を目指しているが、
現在は、18ヶ月間のデータから、0.5~350GeVにおいて、約680万の電子及び陽電
子事象を同定し、衛星実験PAMELAやFermiで得られた陽電子比率のデータをより高精
度で決定しようとしている。

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