日時: 4月5日 10:30-
Room: ES635 (ES building)
タイトル: AMS-02 実験の現状報告
概要:
AMS-02は磁場スペクトロメータで、宇宙線陽電子や反陽子をプローブとした暗黒物 質の間接探索、宇宙線中の反物質の直接探索、そして、宇宙線の起源などを調べる実 験である。2011年5月にスペースシャトルによって打ち上げられ国際宇宙ステー ション上に設置された。 以来、約二年間データを取り続けている。10~20年の長期観測を目指しているが、 現在は、18ヶ月間のデータから、0.5~350GeVにおいて、約680万の電子及び陽電 子事象を同定し、衛星実験PAMELAやFermiで得られた陽電子比率のデータをより高精 度で決定しようとしている。