The 3rd KMI International Symposium on "Quest for the Origin of Particles and the Universe" (KMI2017) を開催しました
素粒子宇宙起源研究機構は2017年1月5日(木)から7日(土)にかけて、名古屋大学ES館ESホールにて、第3回素粒子宇宙起源研究機構国際会議 (KMI2017)を開催しました。
同機構は、素粒子・宇宙に関する実験、観測、理論といった異なる専門領域を持つ研究者によって構成され、宇宙や物質の起源を解き明かすための最先端の研究が進められています。同国際会議には、新年早々にも関わらず国内外合わせて139名の研究者(学外35名(うち海外招聘14名)、学内104名)が集まり、益川敏英素粒子宇宙起源機構長の開会の挨拶で幕が開きました。機構における最近の成果と、これからの機構の中心的テーマである「暗黒宇宙の解明」に向けた最先端の実験・観測における状況や、次世代の新たな理論および実験的アプローチに関する報告・提案がなされ、国内外の研究者・学生による活発な議論が行われました。最後に、小林誠特別教授が、機構の研究活動に対する講評と期待を述べて、会議を締めくくりました。また、同会議の中で、国内外の著名な研究者からなる国際諮問委員会が開催され、これまでの機構の研究活動における評価や助言を頂き、今後の機構のさらなる発展に向けた重要な指針となりました。
素粒子宇宙起源研究機構は、名古屋大学ならではのより独創的かつ最先端の研究成果を生み出し、かつ世界へアピールするためのこういった活動を今後も継続していきます。