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BelleII実験のスポークスパーソンに飯嶋教授が就任しました

2019.06.28
ニュース / トピックス
スポークスパーソンのバトンを繋いだTom Browder氏(写真右)と飯嶋 徹 氏(写真左)。/ KEK

2019年6月21日、KMIの飯嶋徹教授が、Belle II実験のスポークスパーソンに就任しました。2013年から6年間BelleII実験を先導した前スポークスパーソンのハワイ大学のTom Browder氏から「バトン」を受け取りました。

Belle II 実験は、最先端の電子- 陽電子衝突型加速器 SuperKEKB を使って、小林-益川理論を超える新現象を探索しようとするもので、世界中から約1000人もの研究者が集まる国際共同プロジェクトです。このような世界最先端の国際共同研究チームの代表に就任したことは、とても光栄なことです。実験はまだ始まったばかりで、まだまだ実験装置の色々な課題を解決して性能をあげることが必要です。1000人の共同研究者が協力しあって、いち早く新現象の発見ができるように尽力したいと思います。(飯嶋徹教授)

また、KMIのAlessandro Gaz特任准教授が、物理解析をリードするPhysics Coordinatorに就任しました。

Alessandro Gaz 特任准教授

フル装備の検出器でのデータ取得が数ヶ月前に始まったばかりで、よく知っている粒子が検出されるのを嬉しく見ているところです。実験におけるこの段階でPhysics Coordinatorに選ばれたことは大変光栄です。私たちは夏のカンファレンスでエキサイティングな結果を発表する準備をしており、これから初めての物理の論文を書き始めます。BelleII実験の成果を見たさらに多くの研究者が私たちのチームに加わってくれることを願っています!(Alessandro Gaz)

 

BelleIIプロジェクトメンバー一同の記念写真。飯嶋教授の右隣は初代BelleIIスポークスパーソンでKMI客員教授でもあるPeter Krizan氏です。

 

スポークスパーソン就任式については、KEK素粒子原子核研究所の記事をご覧ください。